<<舌下免疫療法>>
アレルゲン免疫療法(減感作療法)とは、ごく微量の病因アレルゲンを長期間服薬していくことにより、
体を慣らしアレルゲンに曝露されたときに引き起こされる関連症状を緩和する治療法であり、アレルギー
疾患の自然経過を改善させることが可能な治療法です。
しかし一方で、治療期間は長期にわたり、対症療法のように即効性を期待して行うものではないと
いった特徴も持ち合わせています。
1、初回の服用は、医師の監督のもと舌下投与を行い30分経過を観察します。
2回目以降は1日1回、通常自宅で長期間継続して服用します。
2、ミシン目にそって、しっかりと折り曲げ、1回分を切り離してください。
うら面の【はがす】部分からシートをはがしてください。お薬がやわらかく、割れることがある
ため、シートをはがさないまま押し出したりしないでください。
爪を立てずに指の腹で下から上に押して、お薬を取り出してください。
欠けたり割れたりした場合、それらも一緒に服用してください。
3、舌の下にお薬を置き、1分間保持した後、飲み込んでください。
舌の下に置くとすぐ唾液で溶けてなくなりますが、唾液はすぐに飲み込まず、
1分間舌の下に保持してください。
4、その後5分間は、うがいや飲食をしないでください。
最初の1週間は1日1回 3,300(ダニ) または2,000(スギ)JAU_1錠を、1週間後再来していただき、
経過により(7日目=2週目)以降に増量し1日1回10,000 または5,000JAU_1錠を服用します。
副作用に対する注意が必要です。異常が認められた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
自己判断で服用を中止・再開しないでください。他の人に使用させてはいけません。
<服用を相談>
・咳、鼻汁、喘鳴時
・抜歯、口腔手術、口腔に傷、炎症時
・悪心、下痢消化不良時
・β遮断薬服用時
・副腎皮質ホルモン内服時
・休薬した後
自己判断で服用を中止再開しない
<服用を忘れた場合>
・同日中なら、その日の分を服薬
・翌日なら 1回分のみ
---漸増中なら 前日分量から
主な副作用
咽喉刺激感、口腔掻痒感、耳掻痒感、口腔浮腫・腫脹、
とくに初日に注意する。「口腔内の腫脹」は、舌下してから2時間ほどで消えます。
1皮膚、粘膜症状(全身の発疹、掻痒、紅潮、浮腫)
2咳が急にひどくなったり、呼吸器症状(呼吸困難、気道狭窄、喘鳴)
3脈がドキドキしたり、
4気持ち悪くなったり、 持続する消化器症状(腹部疼痛、嘔吐)
1~4の症状では、直ちに御連絡ください。