
食物の好き嫌いは,雑食性動物である人間が無警戒に毒性のある食物を摂取してしまう危険を防ぐために有している、ある意味において遺伝子に組み込まれた防衛機制であるともいえるでしょう。
しかし、食品が商品として季節に関わらず豊富にあり、嗜好食品も増加する一方の現代においては偏食が是正されにくい状況にあるともいえます。このような状況では強い偏食は放置しておくと、長い経過で健康障害が生じてくることもあるため、時間をかけてへらしていく方がよいでしょう。
>>はるか昔、人類が狩猟採取民族であったころにあなたが2歳だった、と想像してみてください。あなたはすでに一人で歩きまわることができます。そしてたぶんあなたのお母さんは次の赤ちゃんで手がかかるとかの理由で、むしろそうすることが喜ばれもします。何か有害なものをそっくり食べてしまうと死ぬかもしれませんが、ちょっぴり食べるだけなら大丈夫です。何回かに分けて少しづつ食べることによって、どれを食べても大丈夫かを見極めながら、毒に当たって死なないようにしてきたのです。
われわれ人間祖先の状況に当てはめれば、2歳児の用心深さは完璧に理解できるのではないでしょうか。
親としてすべきは15回ルールを用いて感情的にならないでやり抜くことです。 この本能を扱うには辛抱強く、それも「かなり」辛抱強くなる事が大切です。
そして2歳以上の子どもには特別な食べ物を受け入れてもらうまで、15回はトライします。子どもの分量は微々たるものですし、冷凍して使えば問題ありません。食事の度にこのような馴染みのない食べ物を出すことは良くありません。3日以上の間隔をあけて、もう一度試してみましょう。また拒否されたら、また同じようにします。あなたは「これを大したことはない」という雰囲気ですることがとても大切です。別にかまわないというように。「そう、じゃあママが食べる」と言いましょう。褒美でつったり、脅したり、やたら励ましたりしないようにします。ある時が来ると、子どもは突然、魔法にでもかかったかのようにその食べ物を受け入れ、おそらく心から楽しんで一皿残らず食べることさえあるでしょう。
"子どもの成長は6歳までの食事で決まるースーザン・ロバーツ他"<<