【子宮頸がんワクチン】
一般的な副反応--の詳細
局所症状(注射部位)疼痛6,356例(89.9%)、腫脹2,830例(40.0%)、紅斑2,407例(34.0%)、そう痒感388例(5.5%)、内出血137例(1.9%)、腫瘤90例(1.3%)、出血69例(1.0%)であった。全身性の副反応は、本剤接種後15日間に7,071例中2,090例(29.6%)に認められ、主なものは頭痛1,033例(14.6%)、発熱357例(5.0%)、悪心312例(4.4%)、浮動性めまい211例(3.0%)、疲労166例(2.3%)、下痢87例(1.2%)、口腔咽頭痛73例(1.0%)、筋肉痛69例(1.0%)でした。
現在主流の「シルガード9」での全身性の副反応は、接種後15日間に127例中15例(11.8%)に認められ、主なものは頭痛5例(3.9%)、発熱4例(3.1%)、悪心3例(2.4%)でした。
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同じタイプの不活化ワクチンである-【五種混合ワクチン】
において、頻度の判明している局所症状(注射部位)として紅斑が72.9%、全身性の副反応として 発熱が60.8%ですので、五種混合ワクチンとの同一症状を比較した場合多いとは言えません。
比較的少ない副反応
血管迷走神経反射は、痛みや緊張、長時間の立ち姿勢などの採血、ワクチンなどのストレスで自律神経が乱れ、急激な血圧低下と脈拍の減少を引き起こす心因性生理現象です。脳への血流が一時的に不足することで、めまいや失神、冷や汗、吐き気などの前兆症状が現れ、最終的に意識を失って倒れることがあります。予防接種全体を含め、注射時の迷走神経反射は約2〜4%の頻度で起こり得るとされています。横になって数分〜数十分休めば自然に回復し、脳に後遺症が残ることはありません。
子宮頸がんワクチン接種後の血管迷走神経反射による失神を予防軽症化するために
接種後15~30分程度は背もたれのある椅子に座らせ、十分な観察を行う
不安や緊張が強ければ、寝かせて接種し、接種後もゆっくり起こす。
稀な副反応
A)アナフィラキシー
発生率は極めて稀です。約1.7~2.6件/100万回●と推定されており、これは他の一般的なワクチンと同等のレベルです。
皮膚症状: 全身に広がるじんましん、強いかゆみ、顔や唇の腫れ呼吸器症状: 息苦しい、ゼーゼーする(喘鳴)、声がかすれる、激しい咳消化器症状: 激しい腹痛、嘔吐、下痢循環器症状: 頻脈、血圧低下によるめまい、意識の混濁、顔面蒼白などの症状が現れます。エピネフリン(アドレナリン)の投与など速やかの処置が必要ですので接種を受けた医療機関で、
通常接種後15~30分間は安静にして体調に変化がないか待機し観察してください。
B)ギラン・バレー症候群(四肢末端に強い知覚+運動神経障害)
子宮頸がん(HPV)ワクチン接種後に、非常にまれ(約430万接種に1回程度)ですが発症する可能性が報告されています。<一方、一般普通人(ほとんどの方が接種していない)場合のギラン・バレー症候群の発症率は、人口10万人あたり年間約0.6~1.9人(約1.15人)です。すべての年齢層で発症します
C)免疫性血小板減少症
出血傾向を起こす血小板減少症(血小板数の低下)は、HPVワクチンに関連する市販後有害事象として認識されてはいるものの、極めて稀なものとされています。(10万接種に1~2例程度)
大規模な研究において、子宮頸がん(HPV)ワクチンの定期接種と当該病態との間に直接的な「因果関係があることは確認されていません。」
<一般人口(ほとんどの方が接種していない)において年間発症率は、成人では10万人年あたり約2~3例、小児では10万人あたり5例です。
D)急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
中枢神経系に炎症と脱髄(神経を覆う髄鞘の破壊)を引き起こす非常にまれな一過性自己免疫疾患です。発熱、頭痛、意識混濁、運動異常、知覚異常などのに症状が出現します。子宮頸がん(HPV)ワクチン接種後のADEMの発症頻度は非常に低く、正確に定量化することはできません(が発症率は一般的に、ワクチン接種者10万人あたり0.1~0.2未満と推定されています)
<一般人(ほとんどの方が接種していない)で年間、推定で12万5,000人から25万人に1人が罹患します。(10万人当たり0.4~0.8人)
E)複合性局所疼痛症候群:
外傷や手術などのエピソードから当初予想される痛みをはるかに超える激しい痛みが慢性化する疾患です。欧州医薬品庁(EMA)や米国食品医薬品局(FDA)を含む主要な保健機関は、子宮頸がん(HPV)ワクチンと複合性局所疼痛症候群(CRPS)との間に因果関係は認められないと結論付けています。WHOでも: 200万人以上の少女を対象とした大規模な調査により、ワクチン接種集団と非接種集団の間で疾患の発生率に有意な差がないことを報告しました。 独立した専門家によって確認された症例は世界中でわずか 5 件であり、 CRPSを含まない広汎疼痛に関しても流通したワクチン 10 万回分あたり0.1 件の報告率と言われています、<市中での一般的な女性におけるCRPSの自然発症率は、年間 10 万人あたり 8.57 ~ 40.4 人とされています。